Wordの文字数が合わない理由
「文字数」と「文字数(スペースを含めない)」の違い、脚注やテキストボックスの扱い
Wordで数えた字数と、別のツールで数えた字数が食い違う。よくある話ですが、原因はほぼ決まっています。どちらかが間違っているのではなく、数えている対象が違うのです。
Wordは4種類の数字を出している
Wordの「文字カウント」を開くと、複数の数字が並んでいます。それぞれ数えているものが違います。
| 項目 | 数えているもの |
|---|---|
| ページ数 | 用紙の枚数 |
| 単語数 | 語の区切りの数。日本語では実質使えません(後述) |
| 文字数(スペースを含めない) | 空白を除いた文字の数。日本語ではこれが実質的な字数 |
| 文字数(スペースを含む) | 空白も1文字として数えた数 |
| 段落数・行数 | そのとおり |
提出物で「2000字以内」と言われたときに見るべきは、「文字数(スペースを含めない)」です。ここを見ずに「文字数」の方を見ていると、実際より多い数字を見ていることになります。
同じ文でも数字が変わる
「今日は 晴れです。」という短い文を例にすると、数え方によってこうなります。
合わない原因になりやすい4つ
1. 脚注・文末脚注・テキストボックス
Wordの文字カウントには「テキストボックス、脚注、文末脚注を含める」というチェックボックスがあります。ここが入っているかどうかで数字が変わります。
初期状態ではチェックが外れていることが多く、脚注に長い出典を書いていると、その分がまるごと数えられていません。逆にレポートで「脚注は字数に含めない」と指定されているなら、外したままが正解です。
2. 見出しやヘッダー・フッター
ヘッダーとフッターの文字は、本文の文字数に含まれません。ページ番号や表題をヘッダーに入れている場合、それらは数えられていないことになります。
3. 全角スペースの扱い
段落の先頭を全角スペースで下げている場合、「スペースを含む」ではその分が加算されます。段落が20個あれば20文字の差になります。
4. 改行と改ページ
改行そのものは文字として数えられません。ただし空行を多く入れている文書では、見た目の分量と字数が一致しないため、感覚とずれます。
単語数は日本語では使えない
Wordの「単語数」は、空白で区切られたかたまりの数を数えています。英語なら単語の数と一致しますが、日本語には単語の区切りに空白を入れる習慣がありません。
そのため日本語の文章では、1つの段落がまるごと1語と数えられることがあります。上の例で「今日は 晴れです。」が2語になったのは、空白が1つあったからにすぎません。日本語のレポートで単語数を見る意味はほぼありません。
本文だけを数える方法
参考文献リストを除いて数えたい、といった場合は範囲選択を使います。
- 数えたい部分をドラッグして選択する
- 画面下部のステータスバーを見る
- 「選択範囲の文字数 / 全体の文字数」の形式で表示される
「校閲」タブの「文字カウント」を開いた場合も、選択範囲があればその部分だけが集計されます。
あるいは、本文をコピーして当サイトのカウンターに貼り付ける方法もあります。貼り付けた分だけが数えられ、「文字数」と「空白を除く文字数」が同時に表示されるので、どちらの基準で見ても一目で分かります。入力した文章はサーバーに送信されないため、未提出の原稿を貼っても外部に出ることはありません。
よくある質問
Wordの文字数はどこに表示されますか
画面下部のステータスバーに常時表示されています。表示されていない場合は、ステータスバーを右クリックして「文字カウント」にチェックを入れてください。詳しい内訳は「校閲」タブの「文字カウント」から開けます。
提出先が指定しているのはどちらの数字ですか
明記がなければ、日本語の文書では「文字数(スペースを含めない)」を指していると考えるのが一般的です。ただし判断に迷う場合は、多いほうの数字(スペースを含む)で上限に収まるようにしておけば、どちらの基準でも超過しません。
GoogleドキュメントやPagesでも同じですか
ツールごとに数え方の基準が異なります。Googleドキュメントは「ツール」→「文字カウント」で確認できますが、空白の扱いはWordと同じとは限りません。複数のツールの数字を混ぜて使わないのが確実です。